突然、異臭症になった話⑥ 周囲からの理解は? /【嗅覚障害・味覚障害】

突然異臭症になった話 雑記

異臭症は
「目に見えない」症状であること、そして「似ているもしくは同じ症状を経験をしている」などがなければ理解はされづらい病気だと思っています。

例えば、
普通に会社に行き、休みのときなども出かけていて普通に日常生活を送っている姿を見たら、
傍(はた)から見たらその人は元気な人であり、
異臭症を伝えていたとしても異臭症であることが相手の意識から薄れる、もしくは忘れられていきます。

そうなってくると今まで通り普通に接してきます。
ここで誤解してほしくないのは、「普通に接してきます」というように書きましたが、
腫れ物に触れるように扱ってほしいなどという意味ではないということ。

ただ「食事を楽しむ」「ニオイを判別できて日常を過ごせる」という当たり前のことが難しくなっている状態だから、普通に接してくることが逆にしんどいのです。

私の場合、
何気ない「どっか食べに行く?」という言葉もしんどくて、なおさらすでに異臭症ということを説明した人であれば
「異臭症であることを説明したのに全然わかってもらえてないな」と心の中で思いながら気持ちを立て直してまた説明をしていました。
でもそれがだんだんとしんどくなっていきました。

それが積み重なって、「理解してもらおうと思うからしんどいんだ」と悟りを開いたみたいにふと思い、理解してもらうのは諦めました。

そして、しんどいと同時に寂しさや悲しさという感情も抱いていました。
一体どこからその気持ちは来ているのかと自分と向き合ってみると、
理解してもらえないことからくるものではなくて、何度も説明しているのにそのことを忘れられるという部分が原因でした。
忘れられている=この人の意識下には自分はいないんだな
というように感じてしまっていたんです。
今考えればそんなこともないだろうと思えるのですが、変な図式が出来上がっていました。

そこで自分の気持ちを守るために、
「治るまではそっとしておいてほしい」と周りの人に伝えることにしました。

そうすることで、何度も説明しなければならない状態を減らすことができると思ったからです。

そして今はありがたいことに何度も聞かれる状態がなくなって、気持ちが安定しています。

周りの人に求めれば求めるほど、
逆に自分がしんどくなったり、相手との関係性が悪くなる可能性もあります。

後者について例えを出すなら
「なんでわかってくれないのーーー!」って相手に理解することを求めて、
言い合いになり余計な言葉を発してしまったりして気まづくなるとか。

「今求めてばっかりになってるな~」
「なんか悪い方向に行っているかも…」
と感じている方がいれば、自分に問いかけてみるのもいいと思います。
「もし自分が逆の立場だったら理解してあげれてるかな?」と。

視点が変わると見え方が変わるから、オススメです。

ちなみに私の答えは、
「理解してあげようとする努力はできても、経験していないから想像することしかできないこともあって理解をしてあげることはできていないと思う」です。

誰かに理解してもらいたいと思う気持ちはすごくわかります。
だけどそれはこっちの気持ちの押し付けである一面ももっていると考えるようになりました。

そして求めることをやめたことで、
私は自分が思ってた以上に楽になりました。

長くなりましたが、私自身のことが少しでも何かしらの参考になれば幸いです。

完治まで一緒に頑張りましょう!

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